WEEKLY COLUMN
ステーショナリーグッズ編 #01
グッドデザインの「映える」ステーショナリーグッズ

さて、あなたのデスクの上にはどんなステーショナリーグッズが並んでいるでしょうか?

万年筆やボールペンであれば書き味、ノートパッドであればサイズ感、付箋はアテンションを集める色や柄で…。購入する理由は人それぞれ。それこそ、一目惚れで!という人も少なくないでしょう。

ここでは、そんなみなさんの所有欲を間違いなく刺激してくれる、グッドデザインのプロダクトをご紹介します。

ひと目で人の心を掴む一流のデザイン、最近の言葉を使えば、「 える」ステーショナリーグッズといったところでしょうか。デスクという私的空間を魅力的に演出してくれるプロダクトは語り口もたっぷり!ぜひ堪能していただければと思います。

日本が世界に誇る柳宗理のロータリーテープディスペンサー

ロータリーテープディスペンサー YANAGI DESIGN OFFICE 27,500円
コクヨ(コクヨお客様窓口 tel:0120-060-660)
公式HP https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/yanagidesign_tapedispenser/

柳宗理といえば、言わずと知れたプロダクトデザイン界の巨匠。
バタフライスツールを筆頭に、さまざまなキッチン&テーブルウェアや我々の身の回りのもののデザインを手掛けています。1964年に開催された東京オリンピックの聖火筒(トーチホルダー)を手掛けたのも柳宗理で、デザイン界に残してきた彼の功績は計り知れません。柳宗理のプロダクトには、まるでデザインの力というものを感じさせてくれるような、そんな不思議な存在感があるようにさえ思います。

1960年代にデザインされたこちらのテープディスペンサー、いわゆる“テープカッター”もそのひとつ。偉大なプロダクトデザイナーが手掛けたプロダクトの忠実な復刻品です。
丸みのある優しいフォルムは生活に溶け込むような造形美で、洗練とともにどこか愛らしさを感じさせてくれます。そしてその佇まいには、およそ半世紀前に生み出されたプロダクトとは到底思えないような、モダンでコンテンポラリーな雰囲気が漂っています。

柳宗理の遺志を受け継ぐYANAGI DESIGNとKOKUYOとのコラボレーションによって、実に60年の時をへて復刻されたテープディスペンサーは、かつてのデザインを3Dスキャンで忠実に再現。オリジナルの素材感・造形美を忠実に再現しながらも、機能的な進化を遂げています。
テープのまっすぐな切り口と軽快な切れ味を生むコクヨ独自のカルカット刃が取り付けられ、切れ味が落ちた際にはその刃は交換も可能。テープのスムーズな動きを促す特殊構造を採用し、360度回転するロータリー式を取り入れたことで使い勝手も向上しています。

色鮮やかなステープラーでデスク周りに華やぎを

ゼニス 590 ミックス ステープラー 4,400円
ゼニス(MoMA Design Store tel:03-5468-5801)
公式HP https://www.momastore.jp/shop/
イタリアが誇るステーショナリーメーカーのバルマ社が手掛けるブランド、ゼニス。
そのステープラーが生まれたのはなんと1948年。握りやすいハンドル構造とテコの原理を応用し、厚手の紙を力を入れずとも綴じられる素晴らしいプロダクトです。
その名を一躍有名にしたのはなんといっても革新的なデザインですが、こちらのゼニス590 ミックスMIX ステープラーは、そのカラフルバージョンです。オレンジ・イエロー・ブルー・グリーンという楽しいカラーブロッキングが特徴です。スタイリッシュな見た目とは裏腹に、いかにも道具然とした点が日本製のステープラーとは全くの異質。パッケージを開封して取り出した時に、横16×縦8.5×マチ2㎝というサイズ感と、187gというずっしりとした重量には誰もが驚くはずです。紙を綴じる際のガシャン!という感覚も、男心をくすぐってくれます。ポップで鮮やか、それでいて道具としての質感が伝わるこのステープラーは、二ューヨーク近代美術館(MoMA)のキュレーターが世界中から厳選したプロダクトを扱う「MoMA Design Store (モマデザインストア)」にて取り扱いのある、まさに名作。
およそ70年前からその姿を変えず今に至るという事実から、プロダクトデザインの完成度は推して知るべしでしょう。そして、もはや言うまでもなく、このステープラーはまるでひとつのインテリアのように、あなたの私的空間を華やかに演出してくれるはずです。

ステーショナリーはあくまで道具。利便性や機能性を無視することはできません。しかし、時代を超えて受け継がれる名作には、やはりそれ以上の価値があります。
さあ、感性を刺激してくれるステーショナリーを手に入れて、明日からのオンタイムを素敵にしっかりと充実させましょう!